身長が伸びない? 筋トレをして身長を最大限伸ばす方法

バスケ、身長が伸びる トレーニング

・筋トレをして体を強くしたいけど身長が伸びなくなるは嫌だ

・まだ小学生なのに練習で筋トレをさせられている。身長が伸びなくなったらどうしよう

・子どもの身長を最大限伸ばしてあげたい

 

そんな悩みを抱える小中学生のバスケットプレーヤー、または親御さんたちに向けて、筋トレが身長の伸びに与える影響について、また、最大限身長を伸ばすにはどうしたらよいかについて、解説していきます。

 

【本記事の内容】
・筋トレをしても身長はちゃんと伸びる理由
・筋トレ、栄養補給、睡眠により、身長を最大限伸ばす
・身長を伸ばすおすすめサプリメント

 

本記事を書いている私は、小学校3年生のミニバスプレーヤーを育てている親であり、子どもには自重での筋力トレーニングをさせていますが、平均を下回ることなく順調に身長は伸びております。

 

まず結論からお伝えすると

 

筋トレが身長を伸びなくするという研究データなどの根拠はなく、筋トレをしても身長の伸びに悪い影響は与えません。

また、研究によっては筋トレによる骨等への刺激や成長ホルモンの分泌により、身長の伸びがよくなるという結果もあります。

 

そうはいっても、世間ではよく筋トレをすると身長が伸びなくなるから、小さいうちはやめろと一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

実際、何を信じていいのかわからず不安という方も多いはずです。

 

そんな方は、この記事を読めば、身長の伸びを阻害するのは筋トレのやり方であり、筋トレ自体には身長の伸びにプラスの影響があること、また、身長を最大限伸ばすためにやるべきことがわかります。

 

小中学生でも安全にできる筋トレについては、【バスケがうまくなる】子供でもできる体幹トレーニングでご紹介しているので、この記事を読み終わった後是非読んでみてください。

 

筋トレをしても身長が伸びる理由を解説

バスケ、身長が伸びる

筋トレをすると身長が伸びないと思っている人は非常に多いです。

 

・一流のアスリート、特に体操選手やボディービルダーなど、筋骨隆々で背の低い人が多い。やっぱり筋トレをすると身長が伸びないんじゃないか

 

実際に私たちの目にはそう見えていると思います。

 

そんな自分も漠然と筋トレは身長の伸びを止めてしまうと考えていました。

 

なぜみんなそう考えるのかというと、筋肉は固く強い組織であるため、子どもの柔らかい骨の成長を妨げてしまう、と思っているからではないでしょうか。

 

では、本当に筋肉は骨の成長を止めてしまうのか、身長の伸びに筋肉が与える影響について説明していきたいと思います。

骨の成長は筋肉より強く、筋トレでむしろ身長は伸びる

骨の成長は筋肉よりもはるかに強い

現時点では筋トレが身長の伸びを止めてしまうという研究結果はなく、筋トレが成長にプラスの影響を与えるという研究結果も存在します。
 
 
 
では筋トレを小学生や中学生の段階からいくらでもやっていいのか、やればやっただけ筋肉の成長や、身長の伸びにプラスに働くのかというとそうではありません。
 
 
そもそも背が伸びる仕組みとはどのようなものか理解しないといけません。
 

身長が伸びる仕組みとは

 
身長が伸びるとは、骨が成長することです。
 
人間の体はいくつもの骨がつながっており、その骨と骨の接近している部分の少し内側に「骨端線(こったんせん)」という組織があり、ここにある軟骨が成長し大きくなり、骨に変わることで、身長が伸びていきます。
 
 
そして、この骨の成長はすごいパワーがあり、皆さんが強いと考えている筋肉の力では骨の成長を止めることはありません。
 
筋トレでは重いものを持ち上げ、それにより筋肉が傷つき、回復する時により強く成長しますが、重いものを持ち上げる程度で骨が傷ついたり、折れるなんてことありませんよね。
 
骨とは圧倒的に筋肉よりも固いのです。
 
その骨が成長するパワーは筋肉の力をはるかに上回っているのも不思議ではありません。
 
 
そのため、筋トレをしても身長が伸びなくなるなど心配する必要はありません。
 
では、次になぜ筋トレをすると身長の伸びがよくなるのか、説明していきます。
 

筋トレをするとなぜ身長が伸びるのか

 
身長が伸びるとは、骨の端にある軟骨が成長して骨に変わると説明しましたが、この骨の成長は成長ホルモンによって促されます。
 
また、適度な縦方向の刺激を与えることでも、成長が促されることがわかっています。
 
そのため、成長ホルモンの分泌が増え、骨に刺激を与えられる筋トレは、身長の伸びに良い影響を与えてくれるのです。
 
しかし、成長する軟骨は柔らかい性質があり、過度な負荷を与えたり、横方向の刺激を与えすぎると、軟骨が損傷するなど身長の伸びに悪い影響を与えてしまいます。
 
これは筋トレだけに限らず、過度な練習も関節、軟骨に負荷をかけてしまいますので、注意が必要です。
 
筋トレをする際は、筋トレ自体の負荷の調整はもちろんですが、練習の負荷も含めて調整が必要ですので注意してください。
 
ここまで説明し、筋トレをしても身長が伸びること、むしろ身長の伸びに良い影響があることが分かったと思います。
 
次に、どうすれば身長を最大限伸ばしていけるのか、その方法について解説していきます。
 

適度な筋トレに加え、栄養補給、睡眠に気を付ければ身長はもっと伸ばせる

身長を最大限伸ばす方法としては、
  1. 適度な筋トレをする
  2. 栄養をしっかりと補給する
  3. 良質な睡眠をとる

この3点が重要になります。

 

適度な筋トレにより骨に刺激を与える、成長ホルモンの分泌を促す

筋トレは骨に刺激を与えることで成長を促し、また、筋トレを行うことで、安静時に比べ100倍から200倍程度成長ホルモンが分泌されることことで、更に骨の成長が促されることがわかっています。
 
こんな簡単に身長を伸ばせる可能性が高まるならやらない手はないですよね。
 
しかし、注意点があります。
 
それは
  1. 適度な強度で筋トレを行うこと
  2. 練習の負荷も考慮して行うこと
  3. 無理は絶対しないこと

この3点です。

適度な強度で筋トレを行う

バスケ、筋トレ

 
骨の成長は適度な刺激によって促されますが、強度が高い筋トレでは成長するはずの「骨端線(こったんせん)」を傷つけてしまい、成長を止めてしまう可能性もあります。
 
そのため、小中学生の内は、自重での筋トレで十分です。
 
特に小学生については、体幹トレーニングだけでも良いと思います。

詳しい体幹トレーニングをやりたいという小中学生のプレーヤーは、【バスケがうまくなる】子供でもできる体幹トレーニングにて解説していますので、是非チェックしてみてください。
 
また、縦方向への刺激が背の成長には有効なので、安全性が高いチューブを使用したスクワットをやってみるのもおすすめです。

 

 

 
【チューブスクワットのやり方】
 
  1. 肩の上でゴムチューブを手を上に向けた状態で持つ
  2. 1のまま、ひざを90度に曲げた状態で、両足でゴムチューブを踏む
    (身長が足りなくてゴムが張られていないときは、手にゴムを巻き付けるなどしてゴムが張った状態にする)
  3. そのまま立ち上がる
  4. 負荷が強すぎたり、弱すぎたりする場合は、ゴムチューブの強度を変える
  5. 小中学生であれば20回から30回で疲れる強度を目安に3セット行う
 
 
筋トレについては、バーベルなどのフリーウェイトを使った筋トレは、絶対やらない方がいいです。
大人でも正しい知識がないと肘や膝などの関節を痛めることが多いです。
 
私もベンチプレスを重い重量で行った結果、肘を痛めてしまった経験があります。
 
もしやりたいのであれば、正しい知識を得てから行うことをお勧めします。
 

練習の負荷も考慮して行うこと

皆さん見落としがちですが、筋トレだけの強度調整だけではだめです。

 

普段の練習でも関節については相当な負荷がかかっています。

 

小中学生の練習は1時間半程度が良いという研究結果もありますので、練習がある日は基本的には筋トレは行わなくて良いと思います。

練習がない日に、筋トレの強度を調整し行うのがベストです。

無理は絶対しないこと

そして一番重要なことは絶対に無理をしないこと。

強度や頻度を調整していても、体の調子やストレスの蓄積などによって、関節や筋肉が痛くなる時があります。

そんな時は迷わず休息をとりましょう。けがをして長期離脱をしてしまえば本末転倒です。

 

 
 

栄養を十分に補給し、骨、筋肉の成長を促そう

身長を最大限伸ばすには、成長能力を最大限促す必要があります。

そのためには、成長に必要な栄養素である、たんぱく質、カルシウム、ビタミンなどがバランスよく必要で、毎食バランスの良い食事を十分にとる必要があります。

 

また、2019年に書かれた論文では、身長の伸びには動物性たんぱく質とビタミンB2が,年代を問わず、身長の伸びに良い影響を与えたと結論付けており、その2つの栄養素は特に意識してとってください。

 

動物性たんぱく質は、肉や魚、卵など誰でも想像つくと思いますが、ビタミンB2はあまり聞きなれないですよね。

ビタミンB2が多く含まれている食材は下記になります。

  • レバー(牛、豚、鳥)
  • 味付けのり
  • 納豆
  • アーモンド など

 

プロテインやサプリメントを使用し、無理せず栄養補給しよう

先ほど紹介したた栄養素の一日の目安背摂取量は、10歳から14歳で、たんぱく質が110~130g、カルシウム700㎎~1,000㎎、ビタミンB2が1.4㎎~1.6㎎となっております。

 

バランスの取れた食事が大切とは言っても、朝ごはんが食べられたなかったり、部活の後は食欲がなくて食べられないときもありますよね。

そんな時は無理をせずに、プロテインやマルチビタミンなどのサプリを摂りましょう。

 

サプリを摂るときは、食事直前か食事直後に取るのが効果的です。

たんぱく質、カルシウム、ビタミンB2のおすすめサプリメント

サプリメントはいろいろな会社からたくさん出ておりますが、大切なのは毎日とり続けることです。

継続が可能な値段と、含まれる栄養成分を考慮し、それぞれ1つずつおすすめのサプリをご紹介します。

〇 SAVAS ジュニアプロテイン

もっともおすすめなのがSAVASのジュニアプロテインです。

 

SAVASは国内の大手メーカーである株式会社明治が、子ども向けに販売している商品であり、子どもでも安心して飲めます。

 

ココア味を牛乳で飲むことで、牛乳に含まれるたんぱく質、カルシウム、ビタミンも加えて摂取できるのでより効果的です。

 

我が家の長男はココアやチョコレートなどが好きでないため、マスカット味を愛用しています。

マスカット味は牛乳は相性があまりよくないので、水で飲んでおります。

 

 

基本的には3食バランスの取れた食事に加え、上記で紹介したプロテインを補助食品としてとれば十分ですが、野菜を食べない、牛乳が飲めないなど、食事に関する悩みを抱えているお子さんは多いと思います。

そんな方には、プロテインに加え下記のサプリも併せて飲むことをお勧めしています。

 

しかし、あくまでもサプリメントは栄養補助食品であり、実際の食材から栄養を摂ることを最優先することをお勧めします。

 

また、飲むのであれば容量を適切に守り、毎日飲んだ方が良いので、安価で有名なサプリで十分です。

〇 Dear-Natura カルシウム・マグネシウム・亜鉛・ビタミンD 180粒 (30日分)

 

 

〇 Dear-Natura29アミノ マルチビタミン&ミネラル

 

 

良質な睡眠をとる

最後に重要なのは良質な睡眠をとるということです。

身長の伸びには睡眠は欠かせません。

寝ている間には身長の伸びに必要な成長ホルモンがたくさん分泌されるからです。

では何時間寝ればよいかというと、10歳から15歳くらいまではだいたい9時間から11時間くらいを目安に取った方が良いとされています。

 

これを聞いておそらくそんな睡眠時間取れるわけがない、と思った方も多いのではないでしょうか。

 

実際我が家でも、共働きなことに加え、部活から帰ってきてから食事、勉強、風呂などやることが多く、どうしても22時くらいに寝るというのが日常化しています。

 

そんな方は無理して早く寝るよう勉強や家族との時間を削るのではなく、睡眠の質を少しでも高めるようにして欲しいと思います。

良質な睡眠をとるためには

  1. 毎日寝る1時間30分前に、40℃のお風呂にゆっくりつかる
  2. カフェインは15時以降は摂らない
  3. 寝る2時間前くらいからはテレビ、スマホなどは見ない
  4. 寝る前に、今考えていること、不安なことをノートに書き出す
  5. 寝るときにラベンダーの香りを嗅ぐ

の5つを実践してみてください。

毎日全部やるのは大変だと思いますので、ぜひ毎日湯船につかることと、寝る前にノートに考え事や悩みを書き出すことをやってみてください。

ノートに書きだすのは意外だと思いますが、うまく寝られないときは何か考え事をしてしまっていることが多いと思います。

寝る前に考えていることをすべて書き出すことで、その現象が起きなくなるので意外におすすめです。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

筋トレは子どもにとって悪いと思っている方も多いと思いますが、この記事を読んで、しっかりと管理して行えば、むしろ身長の伸びにいい影響を与えることが分かったと思います。

また、身長の伸びには適度な筋トレ、運動だけでなく、栄養の摂取や睡眠が必要であり、日々の積み重ねで身長が伸びることを理解していただけたかと思います。

小中学生のバスケットプレーヤーの皆さん、けしてトレーニングはバスケの練習だけではありません。

毎日の食事、家での生活習慣が、今後のバスケットボールプレーヤーとしての成長に影響してきますので、ここで読んだ内容を少しでも取り入れてみてはいかがでしょうか。

今回はこれで終わります。

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