今回はバスケットボールの基礎ルール②ということで、使用する用具やポディション名と役割などを紹介していきます。
試合開始の仕方から得点などに関するルールについては、別記事を用意しています。
- 使用するボール、用具について
- リングの高さについて
- ユニフォームについて
- ポディション名と役割
以上の流れで説明していきます。
使用するボール、ゲーム進行に必要な用具について
バスケットボール
クラス | 表記 | 周囲(㎝) | 直径(㎝) | 重さ(g) |
中学生以上の男子 | 7号 | 74.9~78 | 24.5 | 567~650 |
中学生以上の女子 | 6号 | 72.4~73.7 | 23.2 | 510~567 |
小学生 | 5号 | 69~71 | 22.0 | 470~500 |
3X3 | 3X3 | 72~74 | 23.3 | 580~620 |
使用するボールは上記の表の通りです。
なお、公式大会では日本バスケットボール協会公認球のみ使用します。
リングの高さについて
・ミニバスケットボール・・・260㎝
・中学生以上・・・・・・・・305㎝
ゲーム進行に必要な用具
- ショットクロック
- 個人ファウル数を示す標識
- チームファウル数を示す標識
- オルタネイティングポディション・アロー
上記の用具については、試合の時間を計測したり、誰が得点を決めたか、ファウルなどをしたかを記録する「オフィッシャル」とよばれる人達が使用する用具になります。
ショットクロック
バスケットでは、ボールを保持し攻めている側は、一定時間内にシュートを入れるか、リングにボールを当てなければなりません。ショットクロックで制限時間を計っています。
制限時間は、ミニバスは30秒、中学生以上は24秒です。
個人ファウルを示す標識
バスケットでは相手の体に強く接触したり、叩くなどの行為、または言動や行為により罰則が与えられます。1試合に個人が5回ファウルをした時点で、そのプレーヤーは出場できなくなります。そのため、オフィッシャルはファウルがあったごとに、個人ファウルの標識を使用し、プレーヤー、ベンチに何回ファウルがあったかを示します。
チームファウル数を示す標識
バスケットでは個人のファウル数だけでなく、チームのファウル数が5回目から、シュートモーション中のファウルではなくても、フリースローが与えられます。そのため、個人ファウル同様、チームファウル数をプレーヤー、ベンチに標識を使い示します。なお、チームファウルの標識は基本的には電子表示であり、5回ファウルをすると暖色から赤色に光が変わり、誰が見てもわかりやすい表示になっております。
オルタネイティングポディション・アロー
ジャンプボールシチュエーションになったときや、審判でもどちらがボールをコートの外へ出したかわからない時など、ボールを交互にスローインします。その際、この標識を使いどちらのボールからスタートするか判断します。詳しくは別のルール解説記事で説明します。
ユニフォーム
ユニフォームは濃淡の2種類のユニフォームを使用し、ホーム、アウェイを区別します。ホーム、アウェイがない学生の試合であれば、トーナメント表でチームに与えられた番号の小さいチームが淡いユニフォームを、大きい番号のチームが濃いユニフォームを着用します。ダブルヘッダー(1日に2試合)などがあり、すでに1試合目で2試合目で使用するユニフォームを使用している場合は、大会によって濃淡を入れ替えることもチーム同士の交渉によってあることもあります。
番号については「0」「00」「1」「」「2」・・・「99」までが認められています。
ポジション名と役割
- ポイントガード(PG、1番)
- シューティングガード(SG、2番)
- スモールフォワード(SF、3番)
- パワーフォワード(PF、4番)
- センター(C、5番)
※バスケットではポディションを正式名称で呼ばず、1番プレーヤー、2番プレーヤーと番号で呼ぶこともあります。
バスケットボールは5人対5人で行うスポーツで、出場している5人以外にベンチには7人から10人が控え選手として待機しています。メンバーには上記で紹介したポディションの役割が与えられており、監督はそのメンバー構成を自由に決めることができます。
身長の特徴は日本では、PG⇒Cに行くにつれ身長が大きい傾向にあるが、NBAではではPGでも2mを超える人もいる。また、近年ではCを配置しないチームも多くなってきている(スモールラインナップ)。簡単に各ポディションの役割を確認しましょう。
ポイントガード(PG、1番)
試合を作るゲームメーカー。コート上の監督的な役割を行い、試合の状況を見ながら仲間をコントロールする。
- バックコート(相手が攻める側のコート)からフロントコート(自分たちが攻めるコート)へボールを運ぶ
- 各ポディションの特性を生かすため、パスを配給したり味方を活かすプレーをする
シューティングガード(SG、2番)
アウトサイドから点を取る役割。状況によりポイントガードをの補助を行い、ボール運びの手助けをしたりする。
- ポイントガードの補助
- 3Pシュートによる得点
- ドライブで切り込んで2Pの外角からのシュート
スモールフォワード(SF,3番)
オールラウンダー。外、中どこからでも点が狙える。
- 2P、3Pどこからでも点が取れる。
- ドライブからのシュートによる得点、パスの配給
- 状況に応じオフェンスリバウンドやポストプレーも行う
パワーフォワード(PF、4番)
ゴール下のオールラウンダー。ペイントエリア内を支配し、ゴール付近で得点することが多い。
- ペイントエリア内をメインにプレー
- 最近では高い位置でPG、SG、SFにスクリーンをかけに行き、攻撃のきっかけを作ることが多い
- オフェンスリバウンド、ディフェンスリバウンド
センター(C、5番)
制限エリア内でのプレーが多く、体を張ったプレーを得意とする。
- オフェンス、ディフェンス共に制限エリア内で存在感を出す
- 屈強な体格を生かし、体をぶつけたポストプレー
- シュート確立が高いゴール付近からのシュートが多く、安定性のあるプレーが特徴
まとめ
今回は試合開始前に知っておきたい、用具や各ポディションの役割を紹介しました。
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