「子供にプロテインを飲ませる必要があるんだろうか?」
「プロテインを飲ませるのはなんだか不安」
「飲ませるなら何歳からがいいのか」
そんな疑問に答えます。
最近コンビニやスーパーでも、「プロテイン」という単語をよく見かけるようになりました。特にコンビニでもプロテインバーやザバスのプロテイン紙パックを販売しており、プロテインという言葉がかなり市民権を得てきたのではないでしょうか。
しかし、6歳の男の子をもつ親として、子供にも飲ませていいものなのか、飲ませる必要があるのかなど、いつも疑問に思っていました。
そんな私の子供は現在ジュニアプロテインを飲んでいます。
我が家では、子供にどうして飲ませるようになったのか、どのような考えから飲んでいるのか、その理由を紹介していきます。
まずジュニアプロテインとはどのような商品なのか見ていきましょう。
ジュニアプロテインとはどのような商品なのか
【とにかく飲もう】バスケプレーヤーにおすすめするプロテイン4選では、大人向けのプロテインについて説明しましたが、ジュニアプロテインも基本的には通常のプロテインと変わらず、たんぱく質などの栄養が含まれている栄養補助食品です。
では大人用と何が違うのかと言えば、大人用のプロテインはたんぱく質の含有量が高く(おおむね75%以上)、含まれている栄養素も筋肉の成長に関するものに限られています。
しかし、ジュニアプロテインはたんぱく質の含有量が低い(25~75%程度)代わりに、大人用には入っていない身長などの体の成長に大切なカルシウム、マグネシウム、鉄、ビタミンDなどが含まれており、筋肉の増強というよりは体全体の成長を助けてくれるよう考えられているのです。
オリンピック選手などは飲んでいるのか?
調べてみたところ、なんと国際オリンピック委員会ではプロテインなどのサプリメントの使用を推奨していないそうです。
ちょっとびっくりですね。
こんなにどこでも買える商品が実は国際オリンピック委員会に推奨されていないなんて。
ではなぜ推奨していないかというと、できるだけ食事から栄養を取ってほしいと思っているからです。
実際の食事から摂ることができればそれにこしたことはないですよね!私もそう思っています。
食事だけで必要な栄養が摂れるのであれば、サプリメントは必要ありません。
しかし、実際のアスリートの使用率を見てみると、日本のオリンピック選手では実に8割以上の人が使用しています。
※これはプロテインだけでなく、ビタミンやミネラルなどのサプリ、ブロックバーやエネルギーゼリーなども含まれます。
そして、ジュニア期のアスリート(ここでは13歳から18歳のみ)では、プロテインの使用よりかは、試合前、トレーニング時にブロックバーやエネルギーゼリーを使用している人が多いそうです。
どんな目的で飲んでいるのか、効果の実感はあるの?
使用の目的は?
1. 食事で不足している栄養素等の補充
2. 疲労回復
の順で多く、2つで半数以上を占めます。
やはり、みなさん不足している栄養素の補充として使用しているようです。
安心してください、オリンピックを目指すようなアスリートでさえ、食事のみでは必要な栄養素を十分に摂るのは難しいのです。
効果の実感は?
効果の実感については「あり」、「なし」どちらも半数と、半分近くが効果を実感できていないと回答しています。
では、プロテイン等の補助食品は摂る必要はないのでしょうか?
ジュニア期におけるサプリの必要性は?
ジュニアアスリートの半数が効果を感じていないのはなぜか?
その理由は先ほど紹介したジュニアアスリートの回答の前提として
- 飲むタイミングなどが限定的であり、効果の実感がそもそも得られにくいこと
- ジュニア期の使用するプロテイン等は不足する栄養を補う面が強いこと
以上のことからです。
先ほど紹介した調査では、ジュニアアスリートが使用している商品は試合前のブロックバーやエネルギーゼリーが大半でした。また、プロテインを飲んでいる人もいますが、試合時やトレーニング時に限定されていることが多く、日常的に摂取している人は少なかったのです。
そもそも、ジュニア期の使用では筋肉の成長など、目に見えて実感できる目的として使用していないため、選手の中には効果を実感できなかった人が多かったのだと思います。
効果を感じなくても飲む理由とは
それは、ジュニアプロテインの目的は筋肉の増強などではなく、不足する栄養を補う面が強いということです。
皆さん日常のご飯を食べてすごいパワーが付いた、すごい成長したと肌で感じたことありますか?
すくなからず私はありません。
しかし、実際は日常の食事が体を作るわけなので、今ある体は毎日食べる食事から受けた効果に違いありません。
ジュニア期におけるプロテインなどのサプリは、食事におかずを1品追加したように私は考えています。そのため、効果は実際あるはずですが、そもそもが実感を得にくいものだと思っています。
また、現代社会の食生活ではたんぱく質や脂質は比較的多く摂取できるものの、カルシウムや鉄、ビタミンなどのミネラルが不足しがちです。
そのため、余計な脂質などを極力摂取せずに必要な栄養素をとることができる、ジュニアプロテインなどを活用したほうが良いと考えています。
デメリットはないのか
では、そんなジュニアプロテインにデメリットはないのでしょうか。
目安量を飲んでいる限り問題ないかとは思いますが、過剰摂取には注意してください。
詳しくは厚生労働省のホームページ(見たい方はこちら)に記載がありますので、栄養摂取目安の2-2乳児・小児の対象の年齢の表をご覧ください。
ちなみに耐容上限量があるのが、ビタミンのA,E,K、葉酸、鉄などがあります。
ジュニアプロテインを取り入れる際は、私が使用しているカロリーSlismを使用して、食事から摂っている栄養素を見て、取り入れるかどうか、どの程度飲むべきか判断してください。
※あくまでもジュニアプロテインは不足分を補う目的で飲んでください!
私が子供にジュニアプロテインを飲ませ始めた理由
飲ませ始めた理由は子供の偏食による栄養不足を補うためです。
ある1日の子どもの食事ですが、
朝:ヨーグルトのみ
昼:カルボナーラ
夜:ごはん、もつ鍋
これに加え、随時お菓子を食べています。
お菓子を除くカロリー等は
項目 | 私の子供 | 厚労省摂取目安 | 過不足 |
---|---|---|---|
エネルギー(Cal) | 791 | 1,350 | ▲559 |
たんぱく質(g) | 25.7 | 30 | ▲4.3 |
脂質(g) | 36 | 摂取エネルギーの20~30% | |
炭水化物(g) | 83 | 摂取エネルギーの20~30% | |
カルシウム(mg) | 234 | 600 | 366 |
鉄(mg) | 2.48 | 5.5 | ▲3.02 |
マグネシウム(mg) | 65.2 | 130 | ▲64.8 |
ビタミンB6(mg) | 0.31 | 0.8 | ▲0.49 |
全然足りていないです・・・
こんなカロリーでよく動けているなぁと思っていたら、お菓子で補給しているのを忘れていました・・・
私の子供だけでないと思いたいですが、うちの現実はこのような感じです。
赤ちゃんの時から食が細く、1回の食事量は同年代と比べて少ないうちのような子供は、食事からだけでは必要な栄養を取らせるのが無理でした。
そのため、子どもには朝必ず1杯、夜は夕飯の食事量を見て飲ませるようにしています。
子どもが飲んでいるジュニアプロテイン
そんなうちの子供が飲んでいるプロテインはザバスのジュニアプロテインです!!
水で溶いても本当においしいです。暑い時期でもすっと飲めるマスカット味がおすすめです。味や溶け具合などは後でレビューを書きたいと思います。
まとめ
子どもを持つ親は子どものために全部してあげたくなりますよね。
私の家はジュニアプロテインを飲ませていますが、できる方は食事管理を徹底し、できるだけ食事から栄養を摂るようにしましょう。
私の家のようにそれが難しい家庭ではジュニアプロテインなどのサプリを適量取入れ、子どもの健全な成長をサポートするのをおすすめします。
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