「ワンハンドシュートの練習を始めたけど、うまくシュートが入らない」
「練習では入るのに、試合ではシュートが入いらない」
「入らない理由がいまいちわかならい」
「シュートで何を意識してよいのかわかならい」
そんな悩みを抱えていませんか?
シュートが入らないレベルには2つあると考えいます。
1つ目は、ディフェンスがいない状態のセットシュートで入らないレベル。
2つ目は、セットシュートではある程度入るが、試合でシュートが入らないレベルです。
同じシュートが入らないという状態でも、気を付けるべきコツは変わってきます。
この記事では、シュートの確率をグンと上げるコツを
①セットシュートで入らないプレーヤー向け
②試合でシュートが入らないプレーヤー向け
③全プレーヤー向け
の3つに分けてご紹介します。
✔本記事の内容
■セットシュートで入らないプレーヤー
①シュートが入らない原因を考える
②狙う場所を同じにする
③ループ(アーチ)の高さを変える
④シャドーシュートと実際のシュートを見比べる
■試合でシュートが入らないプレーヤー
①疲れた状態でのシュート練習
②ディフェンスを想定したシュート練習
③実際の動きを取り入れたシュート練習
■全プレーヤー向け
①体幹を鍛える
②目標を決めないでシュート練習をしない
③ジャンプの最高到達点でシュートを打つのにこだわらない
④上手い人の動画を見る
それでは見ていきましょう!!
セットシュートで入らないプレーヤー向けのコツ4選
シュートが入らない原因を考える
セットシュートでシュートが入らないプレーヤーは、正しいシュートフォームがまだ完成していないか、シュートの感覚やコツを掴めていないかかのどちらかだと思います。
シュートが入らない原因をしっかり考えてみましょう!
・横にずれてしまう
・ボールのスピンが斜めや横になっている
・シュート後に体が崩れている、手や足が極端に前に出ている
このような原因の方は、まだ正しいシュートフォームが確立できていません。
そのようなプレーヤーは、正しいシュートフォームを紹介した記事をよく読み、シュートフォームの確立から練習してください。
狙う場所を同じにする
バスケットボールを始めたばかりのプレーヤーには、シュートを打つ際にどこを狙っていいかわからず、毎回違う場所を狙っている方も多いです。
そのような方は狙う場所をどんな場所からでも、毎回同じにしましょう。
狙う場所は
①リングの手前
②リングの奥
③リング全体
と3つあると考えています。
感覚的な問題も多く含んでいるので、どこを狙ったほうがシュートが入るという正解はありません。
まずは狙う場所を変えてシュートを打ってください。
その中で感覚として、または確率として自分に合った狙う場所が出てくるはずです。
ちなみに私はリングの手前を狙って打っています。
打つ際は、バッグボードやディフェンスの手が見えなくなるほど、リングに集中してシュートを打っています。
シュートタッチが悪い時や試合に集中できていない時は、シュートを打つ際も周りが見えていることが多く、いつも目で追わないボールの軌道を追ってしまったりと、感覚的な違いも分かってきます。
ループ(アーチ)の高さを変える
ループは高いほうがシュートは入りやすいです。
それは、ボールとゴールの大きさから、だいたい35度より入射角が小さくなると
どんなにゴールにまっすぐ打っても、リングの中に入らないからです。
しかし、シュートが入らないプレーヤーの多くは、ループの高さが足りていないことが多いです。
では、どうしてループが低くなってしまうのか。
①低いほうがボールの軌道をコントロールしやすい
②遠くからシュートを打ちたく、ループを低くして無理に届かせている
大きくこの2つが原因と思われます。
①については、とにかくループを高くすることを意識して練習しましょう。
ループを高くすると、思い描かなければならない軌道が長くなり、よりシュートは難しくなります。
ただここは耐えどころです。
今後シュート確率を上げていきたいのであれば、シュートが入りやすくなるようにアーチは高くしましょう。
②については、ゴールの近い位置から再度シュート練習を行いましょう。
近い位置から無理なく、そして確率も高く入るようになってから、1歩ずつシュートレンジを広げていきましょう。
シャドーシュートと実際のシュートを見比べる
「自分は基本のシュートフォームはできている」
そう思っていませんか。
実際に1本1本丁寧に打っている時は、しっかりとしたシュートフォームで打てていても、体が疲れている時は腕で投げてしまっていたりするものです。
シュートが入らない時はどんな時ですか?
疲れていない状態でも入らないプレーヤーは、基本のシュートフォームの練習から行ってください。
基本のシュートフォームはできているという方は、スマホなどで撮影し、シャドーシュート(ボールを持っていない状態でエアーでシュートを打つ)と実際にボールを使ったシュートのシュートフォームを見比べてみてください。
腕で投げている、肘が開いている、下半身と上半身がバラバラの動きをしているなど、原因がわかるはずです。
試合でシュートが入らないプレーヤー
疲れた状態でシュート練習をする
練習ではシュートが入るのに、試合では全然入らない。
そんなプレーヤーは多いと思います。
そのようなプレーヤーはまずは、試合と同じ状況を作るため、わざと走りこんだ後にシュートを打つなど、疲れた状態でシュート練習をしましょう。
私は練習を楽しくするために、シュートを外してしまった時は、打った位置からバックコートのエンドラインまでダッシュし、また戻ってきてシュート練習を行っています。
より試合に近づけたい時は、1本打つ毎にエンドラインまでダッシュし、戻ってきたらパスをもらいシュートを練習することもあります。
ディフェンスを想定したシュート練習をする
練習でのフリーシュート練習と試合でのシュートの一番の違いは、ディフェンスがいることです。
実際ボールに触られなくても、プレッシャーをかけられるだけで精神的にも全く違います。
ブロックされるかもと焦り、シュートフォームが崩れてしまったり、早打ちをしてしまった経験は誰にでもあると思います。
そんなプレーヤーは練習中にもディフェンスを想定して練習しましょう。
具体的には誰か目の前に立ってもらい、手を挙げてもらった状態で打ってみましょう。
ブロックはされないとわかっていても、視界に入ってくるだけでゴールに集中しにくくなります。
それも入るようになったら、今度はディフェンスにブロックに来てもらいましょう。
そのままブロックが来る前に打っても良し、シュートフェイントからディフェンスを避けてシュートを打つのもいいと思います。
実際の動きを取り入れたシュート練習をする
あなたは試合でどんなシュートを打つことが多いですか?
すぐに答えられない方は、自分の試合中のシュートを思い出してください。
そしてその試合中のシュートに至るまでの動きも含めて、練習に取り入れてみてください。
スクリーンプレーからのミートシュートが多い方はミートシュートを、ドリブルからのジャンプシュートが多い方はドリブルからのシュートを練習してください。
より試合と同じ状況で打つことで、試合中での確率もグンと上がります。
私は3ポイントシューターなので、スクリーンプレーからのミートシュートが圧倒的に多いです。
そのため、ゴール下から3Pラインまで走り、トップからパスを出してもらいミートシュートをするという練習をいつも行っています。
よりハードにしたい時は、このシュートを休みなく両サイドで連続して行うなど、工夫して行っています。
全プレーヤー向け
高い目標を設定してシュート練習をする
シュート練習をする際は高い目標をもって行いましょう。
具体的には
①リングに触れないように入れる(ループが高くないとできない)
②10本中8本決める意識(試合では4本入ればすごい良いほうです)
この2つを目標をたてて行ってみてください。
加えて、目標を立てるだけでなく、
1本1本のシュートからしっかりフィードバックを得てください
・左右にまがってしまっていたのか
・距離がずれていたのか
・回転はまっすぐであったか
・ループは適正だったか など
都度シュートを修正するよう意識してください。
スラムダンクの桜木花道が2万本シュートを打って、シュートが上手くなったというのは有名ですよね。
ただ誤解しないでほしいのは、やみくもにシュートを打ってもうまくならないのです。
下手なシュートは何本練習しても、下手なシュートが定着するだけです。
上記のことをしっかりと意識して練習を行いましょう。
体幹を鍛える
動きの中でシュートを決めるには、体幹を鍛えることは欠かせません。
体幹トレーニングは単純なパワーが上がるだけでなく、下半身で生み出したパワーを上半身にうまく伝える連動性を高めることができます。
せっかく下半身で強いパワーを生み出しても、体幹が弱くパワーを腕に伝えられなければ、飛距離もでず、シュートは腕打ちになってしまい安定しません。
また、体のバランスがくずれても、上半身をしっかり保つことができれば、安定したシュートを打つことが可能になります。
効果はすぐに出るものではありませんが、今日から体感トレーニングを取り入れましょう。
体の連動性を高める体幹トレーニングは後日記事で紹介したいと思います。
ジャンプの最高点で打つことにこだわらない
ノーマークのシュートの時に、なぜか普段あまり使わない最高打点でジャンプシュートを打ってしまうことないですか?
これは完全に自分の体験談から書いているので、どこまで共感してもらえるかわかりません。
私は特に、ペイントエリアのライン上で、フリーの時にこの現象が起きます。
そして大体外してます。
ディフェンスがいるとき、いない時、距離が近い時、遠い時
どんな時でも練習と同じようにシュートを打てるよう、しっかり意識しましょう。
上手い人の動画を見る
これで最後になりますが、やはり上手い人のプレーをみると成長のスピードが違います。
上手い人はどんな態勢で、どこからボールを持ち、どのように持ち上げて、どのようにボールを放っていますか。
今はyoutubeという便利なアプリがるので、すぐに良質な動画を見ることができると思います。
また、スロー機能で見ることもできるので、しっかりと自分との違いを確認しましょう。
ただ、注意点としては全く同じフォームにする必要はありません。
全員骨格や筋肉の付き方、量も違います。
あくまでも参考で取り入れ、試行錯誤を繰り返して自分に合う、確率の高いシュートフォームを見つけてください。
加えて、シュートフォームだけでなく、ボールをもらうまでの動きかた、ノーマークの作り方など、シュートに至るまでの一連の動作もしっかり見るようにしてください。
最後に、私が参考にしている名プレーヤーの動画を貼って、この記事を終わりにしたいと思います。
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